活動報告(2002年度)
(校友会会報"いなほ第16号より)"
人生を豊にする囲碁の楽しみ
府中校友会の囲碁同好会は、毎月1回定例会(現在は第2土曜日)をもつようになって、今年8月で
73回になりました。その間毎年夏には湯河原温泉の囲碁ペンションで有志が合宿をしております。
現在会員は27名ですが、常連は16名です。
土曜日の昼1時から対局をはじめて、誰ともなく、もうくたびれたからお終いにしましょうよとの声が出るのは 夜の9時頃です。夕方の5時頃から生涯学習センター内のレストランで思い思いの食事をし、大方の会員は 一杯を楽しみます。この1時間だけは、碁以外の話題に花が咲きます。気持がリフレッシュされるのは このひとときです。対局中はシーンと静まりかえっています。碁に没頭してしまっているのです。
大人が遊びにこれだけ夢中になれるゲームですのに囲碁の人口は大変少ないのを実感しています。
どうしてなのだろうと不思議になります。
一つは、碁というゲームを上達を志向するものという価値観が、いつのまにか蔓延してしまっているのが
原因ではないかと疑っています。上達を至上のものとすると上達の程度によって上下が出来たときに
上下感が生じます。この差別感覚に嫌気がさして囲碁を楽しむことを断念している人が多いのでは
ないでしょうか。
専門棋士のことはいざ知らず私達にとって、碁はどこまでいっても楽しみ以外に何も求めてはいないのです。
碁にあっては、勝敗の儘ならないことに浮世を感じて楽しむのが一般であって、強さを競ってはいません。
弱い人にはハンディキャップが与えられて、どんなに強い人とやっても敗けるとは限りません。勝敗は時の運に
すぎません。それだから楽しいのです。この点ゴルフに似ています。
府中校友囲碁同好会は、このことを大切にしています。
大國魂神社けやき並木の参道の北端れ、武蔵府中郵便局のはす向かいに「府中囲碁ふれんど」が営業して
います。一年前に回転したものです。経営者は山田月希子さんという稲門女性で、ご主人も稲門です。
ここはゆったりとした広さを備えており、雰囲気が大変明るく、なごやかです。小、中学生のための教室も
ひらかれていて、にぎやかで、孫に囲まれて碁を打っている気分にひたれます。
指導している先生は、席亭の山崎泉さんですが、ひょこっと来所された客にも気持ちよくお相手をしてくれます。
私達同好会のメンバーもこの経営の姿勢が気に入って、毎月第1、2水曜日の午後、この「囲碁ふれんど」に
有志が集まって、毎月1回だけの定例会では満ち足りないところを補填してゆくことにしております。
席料は1日1,000円です。
同好会へのご入会を歓迎します。
平成14年度活動報告
実施日 | 場所 | 参加者 |
---|---|---|
2002年10月14日(土) | 府中市生涯学習センター | 定例会 |
11月 2日(土) | 同 上 | 定例会 |
12月14日(土) | 同 上 | 定例会 |
2003年 1月11日(土) | 同 上 | 囲碁大会 |
2月 8日(土) | 同 上 | 定例会 |
3月 1日(土) | 同 上 | 定例会 |
4月12日(土) | 碁会所 「囲碁ふれんど」 | 定例会 |
5月10日(土) | 府中市生涯学習センター | 定例会 |
6月14日(土) | 同 上 | 定例会 |
7月12日(土) | 同 上 | 定例会 |
8月 9日(土) | 同 上 | 定例会 |
9月13日(土) | 同 上 | 定例会 |