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府中TM歩こう会
第58回

大楠山

2008.04.06(日)

(記) 小松 智子(S53・一文) 

4/6(日),三浦半島の最高峰である大楠山(242メートル)を目指し、計11人で午前9時半に京浜急行の安針塚駅を出発。まだ見頃の山の桜が花びらを落とす中、ウグイスの声に誘われるように歩いていると、なんと桜の枝で鳴くウグイスが見られた。

標高133メートルの山に広がる塚山公園には三浦按針(ウィリアム・アダムス)夫妻の墓である「按針塚」がある。イギリス人でありながらは日本に漂流し、徳川家康に仕えた彼に想いを馳せ、桜の間から船が行き交う海を望み潮風に吹かれる。
そこを後に横須賀I.C.の下をくぐり抜け、民家の庭に咲く白やピンクの花桃を眺めながら、いよいよ登山道へ入ったものの、正規のルートとは思えない荒れた道に迷い込んだ。倒れた木や折れた枝が細い道に重なり、足元を取られそうになりながらも、折れた枝を杖に進んでいけば視界が開け、傍らには葉山国際カントリークラブが……。

山頂に着いたのは1時ちょっと前。待望の昼食は山頂の強い日差しをよけ、わざわざ見晴らしのよくない場所で食べる人も。
その後いよいよ360°見渡せる展望台へ。富士山こそ見られなかったが、東京湾と相模湾が広がり、さらに桜の花と新緑でパステルカラー調の山や菜の花畑に目が安らぐ。次の日から崩れた天候を考えると、この日の空にいままた感謝。

大楠山頂上付近の桜
大楠山頂上付近の桜

下山ではミツバチの羽音もにぎやかな菜の花畑を通り過ぎ、山スミレ、二輪草、初めて見る浦島草など教えてもらいながら、道ばたの花に目がいく。
前田川遊歩道では思いがけない沢歩き、身体の中を清流が流れ、沢風が吹き抜ける。その後、車道に数メートル上っただけで空気の違いに驚く。
前田橋バス亭からJR逗子駅に着いたのは3時半、それぞれに「膝が痛い」「足がつった」などあったものの、さわやかな春の登山を楽しんだ。

前田川遊歩道の清流
前田川遊歩道の清流


参加者一同の集合写真
参加者一同の集合写真


参加者:11名(卒年順)
加藤俊一・松原照旨・小室修一・柴田弘道・竹居義男・森島 清・
吉野征亜・本田勝・中田隆雄・加藤幸司・小松智子


 

 
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