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府中TM歩こう会
第55回

(今年2回目)高倉山 炎天記

2007.07.28(土)

(記) 新井鐘二 

2007年7月28日(土)  集合 JR高尾駅 9:15,到着JR藤野駅 9:45

武蔵野に移って早や15年、今年の梅雨はいつ明けたのかあまりはっきりしないままに今朝は早朝から起きて、久しぶりの「府中稲門会」TM歩こう会の高倉山行に参加した。大野山以来なら2年振りである。三鷹8:05の特快で8:35に高尾に着いた。駅の神戸屋で美味しそうなパンを買ったり、うろうろしていると加藤俊一さんが見えた。いつもソフトボールの合宿でお世話になっている郵政とドコモとあらゆることに詳しい大先輩である。

一行は総勢11名で、今回紅一点の美しい大野昌美さんが今年2回目の参加とのこと、よく気がつく方である。高尾から二つ先の藤野で下車して、駅の前の木陰に円く輪になり一人ずつ自己紹介をし、本田さんが今日のコースの説明を丁寧にして、詳しい地図を配って頂いてから、10時ごろスタートをした。

日連大橋と秋川橋を渡って行くと、カンカン照りの蒸し暑い感じが一瞬、相模湖からの涼風を受け、水と緑のコントラストが尚一層心地よく感じられ、暑さを忘れさせてくれる。熱せられた舗装道路がしばらくして終わり、少しずつ山道らしい木の下道に入っていくと、野性の山ユリの匂いがして、ここかしこと群生しているところもあった。
本田さんが時折写真を撮っていたが、写真の上手い村上さんは後方にいて、坦々と歩いておられた。
初参加のJRAの加藤幸司さんは元気である。矢崎町の初参加の造船畑の松原さんは前半少し急な登り続きで、久しぶりの山行と暑さのせいもあり、少し参っていたが、登りを漸く越えたところで村上さんからの氷のように冷たいパイナップルの差し入れで、生き返ったように回復され、後はまったく一行と一体になって、悠々と歩いておられた。

この高倉山~天神峠~芝田コースは芸術の道と書かれて、野外の環境彫刻があちこちに設置されているとコースガイドに写真で紹介されていたが、登るのに夢中であまり目につかなかった。
道なりに進むとまもなく藤野フラワーガーデンに向かっていて、 家の入り口に洒落たミニ水車が涼しげに回っていた。いつも足の速い竹居さんは、今日は皆に合わせてゆっくりである。日頃よくトレーニングをされ鍛えておられ、市の広報も担当している。
時折、鉄の鎖が左右に取り付けてあって歩行を助けてくれる。 長い長い登りの階段道が続いていて、数えてはいなかったが500段近くはあったかと思う山道を、漸く登り終えたところで、小休止のつもりが早やお昼も近いので、休憩と昼食をかねて、そこで、おにぎりや弁当をひらいて、それぞれ美味しく頂くことになった。柴田さんと小生は、ビールの小缶を飲ませてもらった。村上さんのパイナップルの甘く冷たい味は最高であった。小生は家内手作りの山形産胡瓜の漬物を皆に賞味していただいた。12時30分まで約1時間休憩をして、再スタートをし山頂へ向かった。高倉山は標高378mと低い山だが直登の登り道が続く結構きつい山で、高さはないが気温や湿度によって高尾山よりきつい山だと思った。     


高倉山山頂にて

高倉山山頂12:50頃到着して、記念写真を本田さんに撮っていただいた。13:05山頂から天神峠へ向かい日向地区を経て、遊魚園の辺りは栗の実畑であった。

そこを下るとすぐ相模川の河原で、しばらく涼んでから再び歩いてゴルフ場の芝田コース沿いに下ると、あちこちにOBのゴルフボールが落ちていて、心優しき吉野さんは十数個も拾い、小生も幾個か面白いように有った。
まもなく「五感の里」というところへの近道に出た。そこは相模原市藤原の地にある憩いの施設で、いよいよ 一行11名TM歩こう会待望のくつろぎタイムであった。
久しぶりの炎天のハードな登り下りの連続から開放されて気持ちのよい露天風呂でゆっくりと心身を癒し(加藤さんと吉野さんは相当ゆっくりであった。)2階のレストランの奥で生ビールのジョッキを一口飲んだときの味は言葉に言い表せないほどであった。

「炎天に 栗の木の毬の 青さかな」

「百日紅 ピンクの花の 引き立ちぬ」 UFO

ふと出た駄句を座興にして14:30~16:40頃までその「五感の里」で大いに語り、飲んで食べて楽しい時を過した。

「滝の汗 ジョッキとともに 忘れ去り」 UFO

勿論、柴田先輩も小生もそれぞれに中ジョッキを軽く二杯も美味しく頂いた。吉野さん持参の北緯44度は北海道斜里郡清里の原酒(焼酎)であった。
歓はつきざれど、バスの時間となり、少しパラパラと気持ちのよいお湿りもあって16:50近く「五感の里」を後にして、一行11名はマイクロバスで藤野駅まで送って頂き、17:20のJR高尾行きに全員無事乗車し、一路帰途に着くことができた。
楽しくて気持ちのよい、そして暑かった大満足の素晴らしい山旅であった。
これも名幹事、名企画、名ガイドの本田先生のお陰である。
ご一同と共に次回を期待しつつ、乾杯!!
有難うございました。

参加者:
新井鐘二さん、大野真美さん、加藤幸司さん、加藤俊一さん、柴田弘道さん、
竹居義男さん、久田 暁さん、本田 勝さん、松原照旨さん、村上成男さん、
吉野征亜さん(五十音順)


 

 
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