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府中TM歩こう会
第94回

『高尾山登山と忘年会』報告記

2016.12.10(土)

(記) 古曳享司(S47法)  

2016年暮れも押し詰まった12月10日の土曜日。予定のam9:30には高尾山口駅前に靡く早稲田校旗の下に参加予定者9人が全員集合。空は真っ青で風もない絶好のハイキング日和。最初に今回初参加の古曳、竹井両人の自己紹介を済ませ、頂上での再会場所を打ち合わせた後、徒歩組7名、ケーブル組2名の二手に分かれてそれぞれ元気に出発。

徒歩組は琵琶滝コース(6号路)を選択。この6号路は全長4,060m、登降差410mのしっとりした山道を辿るコース。道中、沢登りを楽しめるところが最大の魅力。傾斜は全体に緩やかなうえ、並行する稲荷山コースに比べてアップダウンが殆ど無いという点も魅力。初夏には大木に着生するセッコク(ラン科)という珍しい草花を最も楽しめるという点もお薦め。そうはいっても、今回7人の組み合わせで登るのは初めて。それぞれの脚力について未知数が多いことから、慎重の上にも慎重を期して登ることとした。具体的には、スローペースを基本とした上で、小まめな休憩を取ることとした。ただ、実際に登り始めると、皆さんそれぞれ日頃の健康管理が行き届いておられるのか、誰一人遅れることなく安定したペースで着実に高度を上げていくことができた。大山橋ベンチで二度目の大休止を取り、ここで写真撮影。

大山橋ベンチにて

大山橋ベンチにて

その後、三つ目の木橋から待望の沢登りを開始。ここでも歩き易い飛び石が整備されており、心地よいセセラギを楽しみながら歩くことができた。さてさて肝心なのはその後。頂上を目前にしつつも、このコース最大の難所となる階段場に到着。歩き始めて既に100分経過。足の疲れも溜まってきたところでのこの長い階段。いわゆる胸突き八丁といった場所。この長き急な階段踏破には特にスローペースを心掛けました。しかし結果的には全く問題なし。7人全員誰一人遅れることなく順調に踏破。やれやれ。この階段を登りきってしまえば頂上はもう目前。ここで初めてケーブル組と連絡をとったところ、先方は約束の場所に既に到着済みとのこと。これを聞いて心も軽し、足も軽し。その後は軽快な足取りで頂上に駆け上がり(笑)、青空をバックに見事な雪化粧の富士山を堪能。その後、先行お二人とam11:20無事合流。

雪化粧の富士山を堪能

雪化粧の富士山を堪能

合流後は素晴らしいグルメの時間が待っていました。土曜日ということもあって、頂上エリアは混雑していたものの、小林、加藤両氏が最高の場所に立派な宴会場(笑)を設営済み。早速に、小林さんが入念に仕込んでこられた大量の肉を、程よい熱燗で空きっ腹に次ぎから次ぎへと流し込むといった時間の始まり始まり。五臓六腑に染み渡るとはこのことかという野趣満点の一時でした。これは小林さんの故郷甲府の郷土料理で数年前にB1グランプリを獲得した「甲州鳥もつ煮」で、鶏の砂肝、ハツ、レバーを甘辛く炒めたものとのことです。飲み物にしても日本酒、焼酎、コーヒー何でも有りの至れり尽くせり。山の上でこんな贅沢時間を過ごせるとは思ってもみませんでした。語るほどに、飲むほどに、食べるほどに登りの疲れは遥か彼方に。ただ、今になって思えば、事前の買い出しから仕込み、その上、それらとガスコンロ、各種食器等々の重い荷物を小林さんがお一人で山頂まで担いでこられた訳です。ただただ感謝の一言です。本当に有難うございました。ミシュラン三ツ星の高尾山頂でこうした豪華シビエ料理を2 時間程堪能した後は、ケーブル、リフトを利用して下山。一部の方は高尾山口駅前に昨年11月新規オープンした「極楽湯」で更に一汗を流すこととした。

頂上エリアにて

頂上エリアにて

15:00からは府中駅前(くるる4F祥龍餃子房)で忘年会に合流。忘年会から参加された方は8名。忘年会では、冒頭、大野正道さんから、自身が11月に府中校友会会長に就任されたことを契機に歩こう会会長を小林春男さんに引き継ぐ旨のご挨拶がありました。その後はご推察のとおり、「あるこう会」から「あるこーる会」にスムースに移行。在学時のサークル活動、近況報告などなど世代を超えて楽しい語り合いを楽しむこととしました。同窓というのは時空を一瞬に超える喜びがあるものです。また大野正道新会長ご出席ということもあり、府中校友会全体のことも語り合いました。府中校友会一層の活性化に向けて先ずは同好会の活性化が出発点であるとし、なかでも、有力同好会である本会の活性化を大いに図ろうという意見では盛り上がりました。高尾山登山の余韻、忘年会の余韻は冷めやらず。一部有志の方は、その後さらに「健脚自慢」ならぬ「のど自慢」を競うこととした一日でした。

皆様本当にお疲れさまでした。またご一緒しましょう。


高尾山登山参加者:計9名
井上宏一(S46商)、大野正道(S40理工)、大野真美(S42文),
加藤俊一(S29法), 小林春男(S44商), 権平和照(S38法)、権平令夫人、
古曳享司(S47法) , 竹井成美(S53法),
 
忘年会からの参加者:計8名
加藤幸司(S41商), 金子隆久(S33商), 近藤雄一(S34理工),
寺崎弘(S40法), 中村圭吾(S36商), 松原照旨(S29政経),
村上成男(S35理工),森島清(S36政経) 


 

 
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