暑からず寒からず、雨も降らず風もない絶好の行楽日和。集合場所の京王線高尾山口駅はおしゃれな木造の駅舎に改装され、木の香が漂っていた。駅前は大勢のハイカーでにぎわい、高尾山の人気と日本人の健康志向がうかがえた。今日の参加者11名は互いに久し振りの再会を喜び、にこやかに挨拶を交わした。
案内状には歩行距離約6km、歩行時間約4時間、高低差登り約100mとあり、往きも帰りもケーブルカーと書いてあったので、今日は楽勝とタカをくくっていたのだが、ケーブルカーを降りて高尾山頂から目的地の一丁平までの路のきつかったこと。上り下りが急こう配で、しかも親切に木で階段を造ってある所があり、歩幅をそれに合わせなければならないのでかえって難儀した。でも、足元が土の山道は快適で、山に来たという感じが強くした。姿は見えねどウグイスのきれいなさえずりに心が癒されたし、
ヤマザクラやミツバツツジが満開で見事だった。
また、行き交う人達と"こんにちは""お先にどうぞ"など声をかけ合いとても爽やかな気分。歩きながらのおしゃべりも楽しく、誰かがおかしなことを言ってはみんなの明るい笑い声がはじけた。
満開のミツバツツジを背に
ようやく一丁平に到着した時は出発から3時間後の12時30分のお昼時。沢山のグループが休憩しており、私達も適当な場所を見つけ固まって腰を下ろし、お弁当を広げた。デザートにそれぞれが持参したチョコや、おせんべい、果物を分かち合い、お腹も心も満足感一杯。隣のグループの若者に集合写真を撮ってもらってから帰り仕度をした。
一丁平で昼食
帰路は来た道とは異なり、高尾山からは4号路の吊り橋を渡ってリフト乗り場まで下りた。
一休み(1)
一休み(2)
今日は楽しかったなあ(1)
今日は楽しかったなあ(2)
朝の上りのケーブルカーは私達を待っていてくれていたかのように、「早く乗って下さい。」の声に押されてすぐに発車したが、帰りは流石にハイカー達はくたびれたのか、リフトは長蛇の列。4時で終了と掲示板に書かれていたので若干心配したが、次から次へとさばけて無事乗ることができた。リフトは春風が肌に心地良く、美しい新緑を見はらすことができ爽快だった。今日は一日中、森林浴に加えてよくしゃべり、よく笑い、想定以上によく歩いて、達成感のある実に良い時を過ごせた。
4号路の吊り橋でー全員集合
皆様お疲れさまでした。またご一緒しましょう。
参加者:計11名
太田公陽(S27理工)、加藤俊一(S29法)、松原照旨(S29政経)、
柴田弘道(S31法)、小澤俊夫(S35法)、新井鐘二(S39文)、
寺崎 弘(S40法)、 中田隆雄(S40商)、大野正道(S40理工)、
小澤早苗(小澤氏夫人)、大野 真美(S42文)