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活動報告(2013年度)

第80回     『高尾山』
[2013.12.15(日)]

今年の登り納めは高尾山となった。年々登り下りに時間がかかるようになったことと、暗くなるのが早いのとで、近くて手頃な高尾山に決まった。冬に山に行くの?と友達に驚かれてしまったが、冬の山は空気が冷たく澄んでいて、肌に心地良いので好きだ。

高尾山口駅に集まった11名で今日登るルートを相談した結果一号路をとることになった。一号路は途中まで道が舗装されており、歩き易いのがよい。しかし山は山である。薬王院に着くまで階段を400段位上がったであろうか。しかも段差が高い為、足の短い人には不利である。

登り慣れた高尾山ではあるが新しい発見がいくつかあった。その一つは、山頂のトイレが新しく造り変えられていたこと。そして便座が暖かくありがたかった。入山料も払わずしてこんなに快適な設備。入口に料金箱を置いてくれてもいいのだが。これまで登った山の3ヵ所でトイレ使用料(50円~100円)を払った経験がある。

さあ登山開始 一号路登山口にて

さあ登山開始 一号路登山口にて

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山登りにこれ以上ないというほど穏やかで、よく晴れ渡った日で、山頂から美しい富士山がしっかり思いの外大きく見えた。高尾山からこんなに良く富士山が見られるのかとあちこちから感嘆の声が上がった。その見事な富士を真正面にして、近くにあった階段の好きな所に座って皆んなでお弁当を広げた。得も言われぬのどかで幸せな時が流れていった。多分一生忘れないだろう。

穏やかな快晴の高尾山頂にて

穏やかな快晴の高尾山頂にて

山頂から仰ぎ見る富士山

山頂から仰ぎ見る富士山

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帰りは三号路に出るつもりが道を曲がり損ねて、薬王院の脇の道に出てしまった。何度も高尾山に来ているメンバーの誰も通ったことのない道(薬王院の階段を上がらずして頂上に行かれる道)発見。しばらく歩いていると、白装束に黄色い袈裟がけの修験者三人がホラ貝を吹きながら建物から出てきた。更に黄色や緑色の鮮やかな衣を着た僧侶が三人後に続いて行った。ホラ貝の音色を間近かで聴いたのは初めてであった。高尾山が古来修験道の道場として有名であったのを思わせる。

歩いて下る予定だったが、高尾山にはリフトもあるんですよというメンバーの一声で全員が「リフトに乗りたい」に傾き、帰りはリフトを利用することになった。紅葉はほぼ終わっていたが、所々色づいたモミジが残る木々を眺めながら初冬の風を頬に受けて下りて行った。

ミシュラン3つ星の山だけあって、信仰の山として大切に守られてきた豊かな自然を満喫できるのは勿論のこと、途中蛸杉あり、動物園あり、土産物屋・食べ物屋あり、焼きたての三福餅(実に美味しい)も売っていて、登山客にとってそれぞれの楽しみ方があるのが良いと思った。

夕方から忘年会。登山組11名に忘年会のみ参加組8名が加わって計19名で、くるるの中華料理店で賑やかに会が始まった。最高齢の大草加さんはお若い頃ヨーロッパアルプスやヒマラヤで沢山の山の写真を撮り、毎回それを持参して説明付きでご披露して下さる。(舌をかみそうになる山々の名をよく覚えていらっしゃること)スピーチで「現在90歳ですが東京オリンピックまで頑張ります。」とおっしゃって大きな喝采を浴びた。元気だから歩こう会に入っているのか、歩こう会に入っているから元気なのか、「どっちも」と言える。毎日一万歩歩くことを心掛けている方もいれば、週に4回1.200m泳いでいる方もいる。また、エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使用し、筋力をつけるよう努力している方もいて、山歩きのために何らかの健康法を保っておられるようだ。

更に、仲間と顔を合わせれば会話は弾むし、笑いが広がり、アルコール会に変身すれば食事もお酒も美味しく、体の健康のみならず、心の健康にも非常に良い会である。

忘年会にて(1)

忘年会にて(1)

忘年会にて(2)

忘年会にて(2)

忘年会にて(3)

忘年会にて(3)

忘年会にて(4)

忘年会にて(4)

忘年会にて(5)

忘年会にて(5)

忘年会にて(6)

忘年会にて(6)

忘年会にて(7)

忘年会にて(7)

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飲み放題の2時間が過ぎてしまったが皆さん離れがたく、二つのテーブルに分かれて会を進めていたのを、一つのテーブルは使ってよいと店の人にいわれて、一つの椅子に二人掛けで窮屈ながらも楽しく会が続いていった。殆んどの人が出来あがってしまっていたが、ここからが会の真骨頂といわんばかりに、これからの歩こう会の使命と方向性といったテーマの重い話になり、尽きることがなかったが、すでに4時間半も店に居座っていたこともあり、今年一年の盛会に感謝し、来年も楽しく元気に盛り上がっていくことを祈念してお開きとなった。


参加者(高尾山&忘年会):    計11名
柴田弘道(S31法)、近藤雄一(S34理工)、小澤俊夫(S35法)、森島 清(S36政経)
新井鐘二(S39文)、本田 勝(S40理工)、中田隆雄(S40商)、寺崎 弘(S40法)
大野正道(S40理工)、加藤幸司(S41商)、大野真美(S42文)
忘年会のみ参加者:    計8名
大草 加(S21政経)、松原照旨(S29政経)、村上成男(S35理工)、竹居義男(S35教育)
西山 工(S41理工)、南三千代(S44理工)、小林春男(S44商)、小松智子(S53文)

[大野真美(S42文)記]

 

 
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