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府中TM歩こう会
第70回

『石老山』

2011.09.10(土)

(記) 吉野 征亜(S37・法) 

石老山は相模湖の南、相模川と道志川の間に位置するおだやかな山です。
2011年9月10日(土)JR中央線高尾駅8時30分集合、12名全員が揃ったところで中央本線小淵沢行きに乗車、1と駅目の相模湖駅で降りる。バスにて石老山入口に向かう。相模湖大橋から見た相模湖は紀伊半島に大雨をもたらした台風12号の影響で茶色に増水していた。

バスを降りて山口川にかかる石老山橋のたもとで自己紹介の後リーダーの大野正道さんから地図が配られ、ルートと時間の説明を受ける。この日も晴天に恵まれた。河津川にかかるからさわ橋近くの案内板には石老山2.5キロ、顕鏡寺0.7キロとある。

石老山橋のたもと、これから出発

石老山橋のたもと、これから出発
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しんがりは私がつとめます

しんがりは私がつとめます
 

小さな川に沿ってゆくと広小路の案内板があり、ここから東海自然歩道がはじまる。ここは顕鏡寺総門があった場所と書かれている。ここに相模湖病院があり、この病院の庭から山道に入っていく。石がつく山だけあって奇岩が多い。

顕鏡寺に着く

顕鏡寺に着く

秋海棠が迎えてくれる

秋海棠が迎えてくれる

不動岩、仁王岩(阿吽岩)、駒立岩と大きな岩の間を登る。力試岩、文殊岩、男岩あり。岩のいわれは省略。岩の間をぬってゆくと根が大蛇のような蛇大杉(推定400年)があり顕鏡寺に着く。境内には秋海棠の花が迎えてくれる。
お参りして休憩をとる。境内の大イチョウの脇の階段を上って山道をジグザグ登る。蓮華岩、大天狗岩、ひときわ大きい鏡岩(高さ23.5M,巾18M,朝日が反射する)以下岩は省略。ここを過ぎると融合平見晴台(570M)にでる。ベンチがあり眼下に相模湖が見える。山頂まで1.1K。

岩道を登って一休み

岩道を登って一休み
 

融合平見晴台

融合平見晴台
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残暑もあり登りゆえかなり暑い。水分と甘み補給、休憩をとり、写真をとりいざ出発。小松さんが疲れが癒えたように軽快に歩きだす。しばらくしてリュックを担いでないことに気づきあわてて戻る。ヒノキの植林の中を登ると尾根歩きとなる。木漏れ日の中を心地よい風が通る。

樹の間を登る

樹の間を登る

尾根に出て水分補給

尾根に出て水分補給

リュックを忘れちゃった

リュックを忘れちゃった

尾根に出て水分補給

もうすぐ頂上

最後の長い階段を登るとそこは頂上(694.3M)12時半の到着。ベンチにて早速昼食、いつもながら新井さんが皆にビールをふるまう。柴田さんは自前のビールを持参。頂きま~す。こんなに愛されるビールはどこの国の人が最初に作ったのだろうか。

この顔(1)

この顔(1)

この顔(2)

この顔(2)

山頂の案内板には山頂から正面に丹沢の最高峰蛭ヶ岳1672M、天気が良ければその右手に富士山が見えると書かれています。残念ながら富士山は見えませんでした。

頂上ベンチ脇にティアップ

頂上ベンチ脇にティアップ
 

頂上、これから下山

頂上、これから下山
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13:10集合写真をとってから下山開始。尾根づたいに下る。のぼりとちがって大きな岩はない。登りは針葉樹の落ち葉をふみしめながらの山道が多かったが、下りは小石混じりの急坂が多い。小さな祠(金毘羅神社)まえで水分補給、イス、テーブルがある。
今回最年長の太田さんは東海自然歩道をほとんど歩いているが、このコースはまだということで参加されました。81歳を過ぎても健脚です。山道は環境省が管理するだけあってよく整備され、休み場所も随所に設けられていた。

皆さん快調

皆さん快調

最高齢太田さん

最高齢太田さん

まだまだ大丈夫

まだまだ大丈夫
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休み場所が整備されている

休み場所が整備されている
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下り坂も結構きびしく、下りに弱い加藤(俊一)さんは他の人のフォローもあり無事下山。自然歩道の終点は畑の土手の石垣の上を歩いてのフイニッシュで少し物足りなかった。ここから篠原(しのばら)の里センターまで川沿いの車道を下る。

この顔(1)

最後の下り(1)

この顔(2)

最後の下り(2)

この顔(3)

最後の下り(3)

篠原の里センター

篠原の里センター

温泉行きのバスは日に1~2本しかなくタクシー3台にて藤野やまなみ温泉に移動、さっそく汗と疲れをおとす。藤野駅行きバスの時刻までにビールの大缶がかなり空いた。藤野駅に向かうバスの中で今日の山行をふり返り柴田さんが一句紙片に書きとめた。それを受けて新井さんが一句書きとめました。
 『山寺の 鐘の音はこぶ 秋の風』 柴田 弘道
『重陽の 菊の香まぢか 石老山』 新井 鐘二

湯上りで一杯

湯上りで一杯
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藤野行きのバスを待つ

藤野行きのバスを待つ
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打上げは府中で行うことになり、太田さん、加藤さん、小松さん、新井さんが所用で帰られ、8名で祥龍餃子房の円卓を囲んだ。山行の無事を祝い乾杯。飲み放題なので皆さん結構召し上がられた。今日の山は登りも下りもそれなりにメリハリがありことのほか楽しいコースでした。ありがとうございました。打上げの写真はアルコールの回りが早く失念してしまいました。

東日本大震災から半年、早大出身の野田新首相にはしっかりしたかじ取りを期待しようではありませんか。


参加者:計 12名(五十音順)
新井鐘二さん(S39文)、太田公陽さん(S27理工)、大野真美さん(S42文)、
大野正道さん(S40理工)、加藤俊一さん(S29法)、金子 弘さん(S44理工)、
小林春男さん(S44商)、小松智子さん(S53文)、近藤雄一さん(S34理工)、
柴田弘道さん(S31法)、中田隆雄さん(S40商)、吉野征亜さん(S37法)


 

 
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