活動報告(2010年度)
第68回 『一の尾根〜陣馬山〜陣馬の湯』
[2011.03.26(土)]
3月11日発生した東北関東巨大地震にて被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
この大災害から間もないので山行をどうしようかという声もありましたが、皆が内にこもっても良くないし経済が疲弊してしまうのも良いことではないということで予定どおり実施することになりました。
2011年3月26日(土)中央線高尾駅8:30分に8名全員が揃ったところで中央本線小淵沢行きに乗車、2つ先の藤野駅で降りる。駅の階段を降りたところに津久井神奈交バス和田行きのバスが待機している。9時半ごろ終点の和田バス停に着く。
バス停の前に県立陣馬自然公園センターがある。ここは2年ほど前まで藤野町だったが相模原市が政令指定都市になった時に相模原市に編入され今は緑区佐野川になったと女性のセンター長が言っていた。
この日は晴天でしたが風が冷たく昨夜は周辺の山に雪が降ったとのこと。センターの前で身づくろいをして、初めての方はいないので自己紹介は省略、案内役の大野正道さんから地図にてコースの説明を受けて出発。出発して間もなく沢井川の橋を渡る、すこし行くと右側に登山道の案内標識が目に入る。一の尾根まで2通りの道があり、@の道を登ることになる。
最初からかなりの急坂、一の尾根に出るまでの約一時間標高差250mを登る。途中北西の方角に雪をいだいた山々が望めた。尾根に出てから勾配が少しゆるくなったが、頂上までは同じく250mの標高差があるという。登山道は針葉樹の枯れた葉がソフトで歩きやすい。人もまばらで樹々の間から木もれ日が差し、なにかホットできる林道である。
一の尾根に向かう (1) |
一の尾根に向かう (2) |
一の尾根に着く。分岐点 |
一の尾根について一休み |
根が張りだした急坂にさしかかる。ここを越えてしばらく行くと少し急な上りになり陣馬山の頂上(855m)が見える。11時30分の到着。山頂の馬の像の前で集合写真を撮り風当たりの少ない場所にて昼食となる。
新井さんが頂上でビールをふるまう。頂上は広く見渡しは360度、この日の富士山は半分雲に隠れていた。茶屋は3軒あるがそのうちの一軒、清水茶屋が営業していた。出発時間になっても加藤(幸)さんがいない、茶屋でお汁粉を召し上がっていた。甘辛両刀とのこと。
昼食 両手に花? |
12時30分下山開始、栃谷尾根コースを陣屋の湯まで550mの下り道、加藤(俊)さんは下りに弱いというがガンバリ通した。途中に近道の標識がありその道に入る。急な細い道が800mつづいた。やはり急がば回れということか。
やっと陣屋温泉に着き総ヒノキの湯船で疲れをいやす。陣馬登山口バス停まで歩く予定だったが旅館のマイクロバス(有料)で藤野駅まで送ってもらう。
予定より一本前の上り中央本線に乗り立川駅で下車、3月末で店じまいになるグランデュオ7階の中華街「東老虎」で打ち上げとなる。 会食中、大野正道さんが専門分野である原発と放射能について分かりやすく熱く解説され、皆さん放射能とはどんなものかを認識し直した次第です。最後にこの度の大震災での被災者への義援金を歩こう会有志で送ることに全員賛同、出金して散会となった。
打ち上げ「東老虎」にて (1) |
打ち上げ「東老虎」にて (2) |
お預かりした義援金は3日後に郵便局から日本赤十字社東北関東大震災義援金に送金いたしました。
参加者:
0新井鐘二さん(S39文)、大野真美さん(S42文)、大野正道さん(S40理工)、
加藤幸司さん(S41商)、加藤俊一さん(S29法)、柴田弘道さん(S31法)、
中田隆雄さん(S40商)、吉野征亜さん(S37法)
計 8名(五十音順)