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府中TM歩こう会
第46回

『甲斐大和村、日川渓谷を歩く』
-連綿たる巨岩と滝のページェント-

2004.10.24(日)

(記) 久田暁 

(校友会会報いなほ第18号より)

【日時】 2004年10月24日(日) 8:30~16:30
【コース】  高尾-(中央線)-甲斐大和(旧初鹿野)-景徳門-竜門橋-(昼食)-
-栖雲寺-天目山音練-レジャーセンター天目庵-甲斐大和

当日8名の参加者。昭和30~40年卒の老頭児(ロートル)?ばかりだが皆さん若々しくまだまだ健脚、紅一点は大洞(ダイドウ)さん。ノーアクシデントで完歩した。

天候に恵まれ曇り、晴のおだやかな中秋、紅、黄葉には少々早かったが汗はほとんどかかず快適だった。最初に立ち寄った景徳院は武田一族終焉の地にゆかりの寺だが私には封建制と武士道の不条理な死を強いる非情、陰惨な面が嫌いで、こういう寺には滅入る。やがて大和村が観光に力を入れている竜門峡に入ると山道がよく整備され歩きよく、進むにつれ巨岩が延々と続き、大小無数の滝が水量豊かに勢いよく岩を縫う。
府中からこんな近い所にこんなすばらしい景観があるとは一同驚いた次第。ミニ昇仙峡という感じだが人も少なく何の制約もなく、もっと自由自在にこの自然を楽しめる。
一人巨岩の上に座って何時間も滝の流れを見つめて思いにふける文学少女風の子が印象的だった。
途中たのしみにしていた動物との出会いはキビタキ1羽と吉野さんが朽葉の中に見つけたかわいいマムシの子一匹だけ。私らの少年時代にくらべ山の鳥獣の少ないのもやはり人類文明の過剰が遠因か。
彼らは語らず、人類よ、いい加減にせい!! こんな事を感じつつ天目山温泉のジェット噴射の泡で脚腰の疲れをほぐし、天目庵で名物そばと酒に舌づつみ、帰途の車中でも左党グループはウィスキー片手に談笑、和気藹々の愉快な一日となった。竹居さんがポツリと言った『若い会員も増やさないとねぇ~』と。こんなすばらしいルートをガイドして下さったリーダー本田先生に一同多謝。皆さん常連にならなくとも年数回の『TM歩こう会』に気楽にご参加下さい。


参加者:    計8名
本田勝(リーダー)、吉野征亜、新井鐘二、竹居義男、大洞武美、
柴田弘道、中田隆雄、久田暁


 

 
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