平成１７年３月２７日 朝から晴れてハイキング日和となった。ＪＲ高尾駅北口に参加者７名が集合。この日は次回からの山歩きのための足慣らしハイキングとしてリーダーの本田勝氏がプランニングした。
今回から新しい会員が参加した場合、最初は無理の無い近場が良いという配慮もあったようだ。
高尾駅から歩き始めて５分、林野庁の多摩森林科学園を左に見て進み、中央自動車道をくぐると八王子城址につながるアプローチ道路がはじまる。八王子城は戦国時代関東の要塞とうたわれていたが、天正１８（１５９０）年豊臣秀吉の軍勢に攻められて落城し、その結果小田原の北条氏は降伏し、秀吉の天下統一が実現したとのこと。
城主北条氏照は早雲の曾孫にあたる。氏照の菩提を弔う宗関寺の参拝のあと氏照の墓を参り、居館であった御主殿（ごしゅでん）へ。建造された史跡の景観に合う立派な木製になっていた。
八王子城址（４４５．５米）までは約１時間の山道を登る。江戸時代を通じて商業の中心として八王子は栄えてきたが、八王子城は廃城となり、この地区に元八王子という地名が残ったという。八王子城址、八王子神社のある城山山頂からは多摩地区の各都市と、遠くは相模湾がかすんで見えた。たっぷりの時間をかけてのおそい昼食をとり、野点の気分も味わった。帰りは滝ノ沢林道を松竹橋バス停までくだり、ここから高尾駅にもどり京王府中駅にて下車。駅南口の居酒屋にて軽い宴会。酔うほどに若かりし日のこと、田舎のこと、楽しい会話は尽きない。昼都合がつかなかった竹居氏は宴会から参加した。
３月下旬で桜にも期待したが、桜には少し早まったが、春の空気を一杯吸った一日だった。
城山山頂にて記念写真
（写真部分をクリックすると拡大します）
参加者: 計8名
吉野征亜、大洞武美、小林春男、中田隆雄夫妻、加藤俊一、
本田勝、竹居義男（懇親会から）
